月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 両生類  

親分

オオヒキガエル
オオヒキガエル Bufo marinus


ヒキガエル科Bufonidae の親玉、オオヒキガエルでございます。
塩分耐性が強く、両生類には珍しく河口付近や海岸でも見られることから、
「海の」という種小名marinusがつけられた。

生態的な観点からは結構な嫌われ者でして、生態系には影響が大きいのです。
実際、コガタハナサキガエルOdorrana utsunomiyaorumなどが生息している沢にも、
本種が進出しており、おそらく捕食しているだろうと思われる。


ただ生き物としては成功者の一種であろう。
いろいろな場所に進出でき、なおかつ毒もあるので数は増えている。
生態系に悪影響で個体数が増えているのが【悪】とされるならば、
我らHomo sapiensはどうしたものか。
【善】だといって本種を殺すのは違う気がする・・・

幼体は成体と異なる体色の個体もおり、美しい個体もよく見かける。
成体は何よりその厳つさ。
眉間にしわを寄せ、体中に疣を持ついかにも女性が苦手としそうな姿形をしている。

これが何ともガマガエルの親玉的な存在をかもし出し、親分(オヤビン)と呼びたいくらいだ。
いっそのこと口寄せ契約して背中に乗りたいくらい。
私は昔から、契約するならカエルが良いと思っている。


とにかく世間で嫌われている本種でも、私からしたら素敵なカエルの一種なのだ。
少数派であろうが、同じく彼らを好きだと感じている人がいると期待したい。


結局【善】だの【悪】だのってのは見方次第で変わってくるもんだと思っている。
そういう認識は時代であったり、教育だったりといろいろな要因が関わっている。

昔話「桃太郎」では、勇敢な桃太郎が【悪】の鬼を倒し、お宝を持ち帰り【善】とされる。
鬼側からしたら、急に【悪】の桃太郎にやられ、財宝まで奪われるといった見方も。

結局【善悪】なんて曖昧な気がする。
結局は行動の理由付けや目的の判断基準。
結局オオヒキガエルが【悪】とは限らない。


まぁ、【悪】あっての【善】なので、【悪】に染まった本種も、
キャラクターとしては似合ってて面白いかもしれない(笑)





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