月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 両生類  

よみがえる化石

イボイモリ
イボイモリ Echinotriton andersoni


今年の春になってようやく出会えた。
その前の夏も、さらにその前の春も、
一度もお目にかかることなく沖縄本島を去った。
それがついに会うという願いが叶ったのだから、
その感動は言葉では表わせないほど大きい。

第三紀に繁栄していた仲間の遺存種で原始的な種であることから、
「生きた化石」と呼ばれている。
それだけではなく本種の風貌は実に化石チック。
両生類であるのにどこか爬虫類の様な雰囲気があり、
ゴジラなどの怪獣の様な雰囲気も兼ね備えている。

そんな生き物が写真や絵で見るのではなく、
実際に目の前を悠然と歩いているのだから感動しないはずがない。

やはり図鑑やネット等で見ただけではなく、実際にそれを野外で見るというのは、
探し当てるまでの苦労や乗り越えた困難があるからこそ、
より一層輝きを放つ。

きっと本種を写真などでしか見たことがなければ、それはただの「化石」にすぎない。
こんな生態らしい、こんな行動をするらしい。
そんな文章だけじゃあ想像力に限界を迎える。
恐竜の化石を見ているのと何ら変わらないのではないだろうか。

それを自分の眼でしっかり見てこそ、「生きた化石」と成り得るのであろう。


スポンサーサイト

Newer Entry嬉しい裏切り

Older Entry不自由な二択

 

Comments
Leave a comment








1234567891011121314151617181920212223242526272829303110 < >