月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 蟲類  

不自由な二択

オオゴマダラ
オオゴマダラ Idea leuconoe


「トロッコ問題」というのをご存じだろうか?
Wikipedia等でも説明があるので知っている方もいるでしょう。


【トロッコ問題】
線路を工事していて動けない作業員5人のところへトロッコが向かっている。
このままでは5人が轢かれて死んでしまう。
だがあなたはポイントを切り替えて別の路線にトロッコを引き込み、
作業員5人の命を救出することができる。
ただし、切り替えた先の路線には別の作業員1人がいる。

さて、あなたはどちらの選択をしますか?
① ポイントを切り替えて5人を救うが1人が犠牲になる
② 切り替えを行わず、そのまま5人が犠牲になる。


という問題である。
ちなみに答えはなく、人によって答えは異なる。

多くの人は①を選ぶ傾向にあるらしい。
しかし派生問題がいくつか考えられている。



【派生問題A】
さっきと同じく5人に向かってトロッコが走っている。
あなたはそれを線路の上を通る橋の上から見ている。
このままでは5人が死んでしまうが、
あなたの隣にいる作業員を橋から突き落とせば、
トロッコを脱線させて5人を救出できる。

さて、あなたはどちらの選択をしますか?
① 1人を突き落とし、5人を助ける。
② 突き落とさず、そのまま5人が犠牲になる。



【派生問題B】
最初の問題と同じく作業員5人にトロッコが向かっている。
あなたがポイントを切り替えれば5人は助かる。
しかし、切り替えた先には別の1人が。
しかもその1人があなたの大切な恋人である。

さて、あなたはどちらの選択をしますか?
① 恋人を犠牲にし、作業員5人を助ける。
② 切り替えず、そのまま5人が犠牲になる。


以上の派生問題2つの場合は②を選ぶ人が多いと思われる。
数字だけで考えれば5-1=4で、4人を救うことができると考えられる。
しかし異なる答えを選択する場合が多いようだ。
それは数字だけで選択することはできておらず、
意外と曖昧な選択をしているのかもしれない。
一貫性がなく、別の条件下によって選択を変えざるを得ない。


正しい選択というものはあるのだろうか。
むしろ正しいという概念自体がないのかもしれない。
①が正しかろうが②が正しかろうが、
どんな理由で選択しようとも、
あるのは結果のみで事実は変わらない。

結局、誰かは死んでしまうんだ。



僕らは選択して行動するしかできない。

選択しないという選択は机上では可能だが、
リアルじゃ何もしないことすら選択になってしまうのだ。



結局、誰かは死んでしまうんだ。








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