月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

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暗黒大陸への渡航

 ● 亜細亜の熱帯雨林、ボルネオの旅 ●
プロローグ. 暗黒大陸への渡航
1. 旅の終わりは、旅の始まり
2. エアアジアの激情
3. それぞれの乾杯で繋がる世界
4. 伏線のポッポヘジュセヨ
5. 森の人の恩返し
6. ジープが停まる理由
7. Monster Monkey Morning 
8. まるまるこのもり
9. 虎とか豹とか虎とか
10. 熱帯猿紀行
11. ジュラシック・リバー・クルーズ
12. クルーズ拒まず、サルを追う
13. 真っ暗闇に漕ぎ出して
14. 真っ暗闇を抜け出して
15. おはようボルネオ
16. 花束を君に







 明日からついにボルネオ行きです。


ふと思った。 『 いつまでフィールドワークってできるんだろうか ? 』 と。
体力の衰え、病気の患い、仕事・家族等々での環境変化。人生の中で、歯車は変わり続けている。それはもちろん善しにつけ悪しきにつけ。ちょっとした変化で、海外はおろか、国内の近場ですら旅に出られるか危うい状況にだってなり得る。


そう考えたら、行ける時に行かなくては、時すでに遅し。

焦りととっていただいて、齟齬はない。 「 いつやるの ? 」 という言葉がテレビからポスターから、私に向けて発せられているような、脅迫観念に近いものを感じる日々に対して、胸を張って高らかに宣言しようではないか 「 今でしょ 」 と。



図鑑




そんなわけで明日( 今晩 )からは、〜〜 月明かりにヤモリ 【 暗黒大陸編 】 〜〜 でございます。渡航に必要な、許可、手段、資格、契約はすでに手に入れた。

【許可】 有給の取得
【手段】 航空機や宿の予約
【資格】 パスポートの再申請
【契約】 現地保護区での案内人やドライバーの確保


これで、暗黒大陸への渡航準備は整った。



図鑑



遠い昔、まだ我が国が江戸時代の頃、貿易港であった長崎にはオランダや唐からの船が着岸し、世界各地の珍妙な生き物を見せ、文化や伝統を伝えたといふ。【 唐蘭船渡鳥獣之図 】という古い書物によれば、渡来したオランダや唐から舶来品として、当時の奇妙な生き物たちが日本に伝わったとある。


犀のような角を持つ巨嘴の怪鳥
幾千本もの針を纏う巨鼠
異様に腕の長い黒猿
人並みの知能を持つ赤猿
怠惰を貪る愚鈍な原猿
芳しい麝香を放つ山猫
鰐に並ぶ体躯と泳力の大蜥蜴




図鑑



まるで、人知を超えた姿形であっただろう。当時はおおよそこの世のモノとは思えないと感じていたに違いない。
しかし世界というものは果てなく広く、自分の見識をはるかに凌ぐ生き物たちが、日本という島国の外側で今もなお息づいている。


その現実に体ひとつで乗り込もうではないか。未踏の地を舐り、まだ見たこともない異形の猛者どもと相見えん。



ただそういった見たことのない生き物との出会いという、嬉しいリターンばかりではない。


コレラ、赤痢、腸チフスなどの消化器系感染症
結核
デング熱のウイルス感染症
テロ行為による怪我
毒を持つ生物による壊死
etc…


失敗して何かしらの厄災を持って帰ってきてしまうリスクも同時に孕んでいるのだ。この前もデング熱で亡くなられている方がいらしたので、他人事ではない十分にあり得るリスクである。



ただそれに慄いていては先には進めぬ。夢のような島への道は今開かれた。
いざ行かん、未開の地ボルネオへ ‼︎



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