月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 鳥類  

千里眼には及ばないが



 久々に鳥類の記事。


 これまで息を潜め近づいて近づいて、マクロレンズでなんとか撮っていた鳥たち。


キジバト
キジバト Streptopelia orientalis


カヤクグリ
カヤクグリ Prunella rubida


ミソサザイ
ミソサザイ Troglodytes troglodytes





 ただやはり焦点距離に限界を感じていて、カメを狙うにしても、せっかくチズガメ類やクーター類なんかの面白い外来亀が甲羅干ししていても、指を咥えて帰るだけの悔しい思いをしていた。
 しかしこの夏、ついに望遠を買う決意をしたのだ。理由は後ほど。



 というわけで、目下望遠レンズの練習中でして、近所の河原をチャリンコで巡っている。河原での鳥見の場合、偶然遭遇するというよりも、足で稼いでどれだけ広範囲を探すかが肝だと思うので、発見率を効率良く上げるためにはチャリンコバーダーになるのが良い。徒歩よりも行動圏が広がる上に、目線も高くなるので、背の高い葦原の奥も見渡せる。バイクよりも小回りが利くので河川敷にも入れるし、ふらっと適当な所にも停めておける。
 そんなわけでチャリンコバーダーと化して望遠レンズを振るう日々。




キジ メス
キジ Phasianus versicolor のメス


 去年の夏、ライチョウLagopus muta 狙いで南アルプスに登ったのだが、鳴き声しか聞けず惨敗して下山した苦い思い出があるので、この手の鳥は心踊る。 TOGU くんとコウモリ探しをした帰りにもヤマドリSyrmaticus soemmerringii を一瞬だが目撃し、そこからの下山はずっとヤマドリが気になって仕方がなかった。



キジ ひな
キジ


 なかなか逃げないと思ったら子連れだったようで、どこからともなく雛が1羽湧いて出た。よちよちと不慣れな歩き方の可愛いらしい雛。このくらいならアオダイショウElaphe climacophora にぺろりとやられてしまいそうだ。



キジ オス
キジのオス


 オスは2枚ほど離れた田んぼにいたが、すぐに逃げてしまうのでなかなか寄らせてもらえず。ただあの鮮烈な赤は、青々とした田んぼによく映える。



アオサギ
アオサギ Ardea cinerea


 何よりサギ類が大きく撮れるのが良い。案外警戒心の強い個体が多いのでこれまで近づきづらかったが、優雅に撮れる。結構サギは警戒してしまうので、緊張して今にもバサリと飛びますよって表情になってしまいがち。




ゴイサギ
ゴイサギ Nycticorax nycticorax


 サギの獲物を狙う視線はやはりカッコイイ。爬虫類に通じるものがあるなぁ。ゴイサギなんて昼間ぼーっとしているイメージが多いだけに、こういう表情好き。
 これならばペンギンなどと言われまい。





 というわけで、私が望遠レンズを買うに至った理由だが、なんと今月ボルネオ島に行くことが決まったからに他ならない。いわゆる夏休みというやつを使って旅行するわけだ。
 狙うはテングザルNasalis larvatus やボルネオオランウータンPongo pygmaeus なわけで、リバークルーズで見られればなぁと思っていて、ついに前々から欲しいと思っていた望遠レンズの背中を押した。また他の生物群も今までテレビでしか見たことの無いような奇々怪々なやつらがいて、熱帯雨林という環境を歩き回るだなんてまるで夢のよう。なので望遠レンズでそれこそ鳥類なんかも面白いのでいろいろ見たいと思っている。



● アジアヘビウ Anhinga melanogaster
 ウの仲間は昔から好きで、その中でもこの奇怪なヘビウというやつらは段違いにカッコイイ。何より泳いでいる姿は、ウの仲間なのでその長い首だけが水面から出てくるのだ。


● サイチョウ Buceros rhinoceros
 見た目のインパクトでいえばサイチョウ類だろう。いかにも日本にいない鳥といった奇抜すぎる見た目。
 古本屋で見つけた 【 動物地理学 - 脊椎動物、とくに鳥類を中心として - 黒田長久著 】 で書かれているように、旧大陸と新大陸とで比較すると、同じようなニッチに同じような形態の鳥類がそれぞれいるのだ。それが見開きになって左に旧大陸の鳥、右に新大陸の鳥が対になるように載っていて、その図がすごい素敵で気に入っている。その中で登場するのがサイチョウ類で、対になる新大陸側がオオハシ類で 『 森林性で巨嘴、雑食 』 という共通項を持っている。
 他にもダチョウ ( 旧 ) に対してレア ( 新 ) だったり、タイヨウチョウ ( 旧 ) に対してハチドリ ( 新 ) だったり、あのシンメトリーの図はヘッケルにも通じるカッコ良さがある。


● マレーウオミミズク Ketupa ketupu
 北海道にいるシマフクロウK. blakistoni と同属のフクロウがいたりするのも面白い。


● ミツユビカワセミ Ceyx erithacus
 綺麗なショウビン系の鳥も種数が多い。


● ウォーレスクマタカ Spizaetus nanus
 ちょんまげ見たいな冠羽がある素敵猛禽もいる。


● クモカリドリ Arachnothera sp.
 スパイダーハンターというカッチョイイ英名もある素敵和名の鳥。小さな蟲も食うらしいが、やはりその細い嘴で花の蜜にも来るらしい。とにかく私は和名が好き。




 てなわけで望遠レンズを導入し、その予行練習も兼ねてチャリンコバーダーをやる日々でございます。あと1つ記事を出発前に書いたらもうボルネオへ。
 最高の夏がもうすぐやってくる。


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