月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

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男はラム酒で祝い  女はラム酒で始める


 何年ぶりだろうか、後部座席で朝を迎えるのは。学生時代にほんの数回、背中を丸め足を折り、寝た経験があったけれども、そんなに良い眠りは得られなかった記憶があった。ただ人によっては 「 後部座席の方が完全に水平になるので寝やすい 」 なんて意見もあるので、 『 もしかしたら今回は ・・・ 』 と期待を込めて寝てみる。
 するとどうだろう、前日の疲れもあって途中で目が覚めることなく熟睡することができたようだ。ただ、 「 いびき、すごかったですよ 」 と友人たちの重たい瞼が訴えかけてきていたので、心の中で深く 『 ごめん !! 』 と想ふ。


古宇利大橋
 ~ 橋桁で朝食を ~


 早朝ヤンバルから南下し、コンビニ飯を古宇利島の美しい浜辺で食う。海は青いし、空も青いし、風は心地好い。なんだか爽やかな朝を、古宇利大橋のたもとで過ごす。

 ちなみに古宇利島はハート岩や島の伝説から、 “ 恋の島 ” などと呼ばれている。ハート岩をバックにお互いの手でハートを形作り、写真を撮っては SNS にアップするようなカップルがたくさん来る島である。そんなハッピーな島へ野郎3人で訪れてビーチで 「 爽やかな朝だねぇ 」 なんて微笑み合っていたら、昨晩いかがわしい事でもしていたんじゃないかと思われることは不可避であろう。


さんぴん茶
さんぴん茶 ( 沖縄ポッカ )


 ビーチで飲むさんぴん茶のうまき事よ。沖縄といったらやっぱりコレなわけで、本土に戻ると恋しくなってジャスミン茶を飲むけれど、やっぱり違う。
 味的には沖縄ポッカのさんぴん茶が爽やかで好み。




沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館


 そして開園してすぐに入った沖縄美ら海水族館。有名どころの観光地だったため、我々が見学し終わった昼前くらいにはたくさんの人でごった返していたが、早朝からの見学だったので比較的ゆったりと見られた。
 やはり行くなら朝だな、ここは。



ジンベエザメ


 メインの黒潮の海水槽はガラスがあまりに大きすぎてまるで自分も海の中にいるのかと錯覚させるほど。視線を遮る枠組みが無いほどに大きいのだから、そうさせるのだろう。






 そして午後からはシュノーケリング。今回はツアーに申し込み、瀬底島までボートで連れて行ってもらい、沿岸で初のシュノーケリング。ウェットスーツを着こみフィンを装着し、美しい海を堪能するだなんて、学生時代では考えられないことを体験。
 シュノーケリングではプカプカと浮かぶだけでなく、潜って魚に接近することもできるので、ガイドさんにやり方を教わる。ウェットスーツ自体が浮力を持っている上に、足にはフィンがあるのでコツを掴むまでは難しい。

 まずは体が海底に向かって真っ直ぐになるよう、頭を真下に向けてザブンと水中に潜る。そこで大きく手でひとかきして、全身を水中に入れる。足まで沈めばあとはフィンで進めるので、ズイズイと潜っていけるというわけだ。
 うまく潜れない人というのは、ひとかきして全身を沈めるというのができておらず、足がまだ水中に入っていないのに水上でバタバタとフィンが動くだけという虚しい図になってしまう。


後輩P


後輩B


 友人たちは潜り方を教わるとすぐにコツを掴みスイスイと海底を泳ぎ始める。








 私の泳ぎはどうかって ? 泳ぎ始める前にボートに揺られながらこんな事を話していたさ。

「 オレ ( 月光守宮 ) は小学校の頃、スイミングスクールに通ってたから、泳ぎには自信があるんだ。 」





月光守宮
沈めない ・・・

 しかし私ときたらこれだ。ボゴボゴと酸素を浪費しながら、ひたすら海上でフィンが左右に動いているだけという。うん、体型でわかるだろうが、ただでさえウェットスーツに浮力があるってのに、プラスして余計な浮具が私の体内に蓄積してるもんだから一向に沈む気配がなかった。


 結論 : 【 私は浮力がすごい 】

 シャーマンキングの世界だったら “ ふりょく ” がすごいのは良いことだけれども、 “ ふりょく ” 違いなんだな、これが。


 魚としてはチョウチョウウオの仲間やヤガラの仲間なんかも見られたので面白かった。次回はボンベ積んで体験ダイビングなんかもやったら楽しいかもしれん。重りで強制的に沈むしかないな、私には。



 くったくたになりながらも充実した2日目は、念願の那覇でホテル泊。夕食バイキング食ってぇ~、大浴場入ってぇ~、部屋で飲み会してぇ~、フカフカのベットで眠てぇ~。あぁなんか贅沢しているなぁと、今までの沖縄旅を振り返ると罪悪感さえ出てきてしまいそうだが、たまには良いんじゃないかな、こんな旅も。



斎場
斎場御嶽


 最終日は斎場御嶽を見学したり。



国際通り
国際通り


 国際通りで買い物したり。


パフォーマンス


 路上パフォーマンス見たり。




コルコル
COR COR AGRICOLE


 沖縄といえば泡盛のイメージがあると思う。もちろん私も泡盛が好きで、沖縄を訪れる度に何かしらの泡盛を土産に買って帰るわけだが、今回国際通りで見つけたのは国産ラム酒。南大東島産。

 グラスに注ぐと 「 カラン 」 と氷が傾くと同時に、すぐにラム特有の、それもよく飲むラム酒とは異なる濃い香りが立ち込める。その誘惑に待ち切れず、グラスを傾け舌を湿らせると、先ほど感じた何倍もの芳醇で甘い香りがふわりと鼻から抜けていく。不思議なことに私はその香りに “ バナナ ” を感じた。
 ラム酒はサトウキビを原料として作るお酒なのだが、このコルコルは本当に香りが芳醇で、熟したバナナの皮から発散されるあのねっとりとした香りに似た甘い香りを漂わせる。これが本当にうまい。普段のラム酒の割り方は、コーラで割ったラムコークをよく呑むのだが、このコルコルはとにかく香りが良いのでロックが良い。許されるならば鼻から抜ける吐息を風船に集め、もう一度嗅ぎたいと思わせるほど好きな香り。
 また舌触りもやさしく甘い味のこのラム酒は、 『 もったいなのでちびちび味わいたい 』 という想いに反比例して、どんどん呑み進めてしまう恐ろしさもある。



 通常ラム酒を作る工程としては、サトウキビを原料に製糖工場で砂糖を精製する際に副産物として産出される “ 糖蜜 ” を発酵させて作る。しかしこのアグリコールは原料のサトウキビを搾り、その “ サトウキビ汁 ” を発酵させて作るラム酒である。アグリコールは世界でも製造している国は少なく希少性が高いとされ、サトウキビの収穫時期に合わせて一年に一度しか作れないので貴重なラム酒ともいえる。



沖縄アンチョビ
沖縄アンチョビ


 こんなものも土産で買ってしまったので、これをつまみにコルコルを呑むと止まらなくなってしまう。ミズンと呼ばれるイワシの仲間を使用したアンチョビで、よくスーパーで見かけるカタクチイワシのアンチョビと異なり身がしっかりしていて、アンチョビそれだけでつまみになる。
 しょっぱくて身のしっかりとした沖縄アンチョビと、芳醇な甘い香りのコルコルはかなり良い組み合わせである。




コルコルとドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツとコルコル


 デザートにはドラゴンフルーツだ。飲み過ぎた胃袋に水分たっぷりのドラゴンフルーツをチェイサー代わりにかぶりつく。何年ぶりかに食べるドラゴンフルーツは予想通り最高だった。さっぱりしていて水分もたっぷり、そして甘みがクドすぎずにさっぱりと食べられる。

 今回は中身が赤いタイプのもの ( ドラゴンフルーツには身が赤いものと白いものがある ) を食べたのだが、垂れる果汁がなかなかに着色する。指紋の溝に入るとウエットティッシュくらいではなかなか色が落ちず、風呂に入ってようやく落ちるレベル。
 翌朝の大便時、尻を拭いた私は驚愕した 「 あ、うわぁ、血便だぁ ・・・ 」 と。それほどまでによくよく着色されるようで、腸内でドラゴンフルーツに接触する物すべてが色付けされるようである。おかげでスパッと目が覚めたが、なんとも心臓に悪い朝を体験してしまった。
 贅沢な旅をし過ぎてついに天罰かと ・・・


それにしても充実した旅でございました。
観光できて今まで見てこなかった違う沖縄が見えてきて、なんだか新鮮だった。
誰かと旅行で出掛けるのは良いもんだ。
また行きましょう、良い旅しましょう。



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 一滴のしずくでかかる魔法。

 それは、さとうきびの媚薬。

 島に住むこうもりが空を舞った夜

 媚薬はパワーを増して男と女の心とからだが愛をむさぼる。

 全てはさとうきびの媚薬・ラム酒の仕業。

 しずくがまたひとつ、愛を生む。


  ( コルコル パンフレットより )

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