月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 両生類  

今、ふたたびのヤンバル車中泊



 初めのリュウキュウヤマガメGeoemyda japonica が石化けから解けた時、イボイモリEchinotriton andersoni を見つけていた最中だった。夏に見つけたのは初めてで、以前は春の繁殖期付近で移動中の個体を見つけていただけだった。
 今回は林道脇にある大きめの石を捲ると、体格の良いイボイモリが体表に土埃を纏い、文字通り 【 生きた化石 】 として静かに身を潜めていた。



イボイモリ
イボイモリ 


 張り出した肋骨部分の先端はうっすらと赤みを帯び、扁平な頭部は同じくヤンバルに生息しているシリケンイモリCynops ensicauda とは似つかない風格がある。古の時代より生き抜いてきたその力強さがその風貌から漂い、彼らを通して太古のヤンバルを見ているようなそんな感情を抱かせる。





ホルストガエル
ホルストガエル Babina holsti


 小さい幼体からガッシリした成体まで、スコールの後だったため多くの個体が夜の路上にむすっと佇んでいた。基本的に路上に出ているホルストはあまり逃げなかった。目を開けたまま寝ているんではないかと思うほどジッとしているが、しばらくすると何かを思い出したように急に慌てて跳んで逃げていく。





ナミエガエル
ナミエガエル Limnonectes namiyei


 私の好きなカエルにも出会えた。やっぱりナミエは良いやね。顔のフォルムも体のフォルムも好みだし、サイズも大きいので見つけた時の手ごたえが良い。



 あとオキナワイシカワガエル Odorrana ishikawae が見られれば、ヤンバル三大巨蛙をセットで見られたはずだったが、昼間の沢でヒメハブOvophis okinavensis にドキリとした体験が頭の隅から抜けきらず、夜の沢登りを断念したために今回は出会えず。またの機会に、気持ちを整えて沢登りをしようと思う。
 怪我をしてしまったら “ 次回 ” が来ないかもしれないからね。




 フラフラと下山し初日は車中泊。翌日からは観光づくしなので、フィールディングはこれにて終了。少ししかない生き物探しの時間にしてはそれなりに見られたので、私としては満足感があって良かった。
 やはり大学時代の友人たちと、ヤンバルでフィールディングするってだけで良い旅だったと感じさせるわけだけども、この後の沖縄旅も存分に楽しむことができたので、この記事のあとに載せようかと。

 なんだかここ数年、本当に良い旅に行かせてもらっている幸せ。







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