月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

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第二の故郷はいつ帰っても暖かい

ルートビア
ルートビア


 前回載せたパワーギアが夜のお供ならば、昼のお供はコチラ。共同売店で100円玉を出してもお釣りが数枚返ってくる破格のお値段(2014年10月当時で税抜き78円)。味は端的に言うなれば『シップコーラ』。後味が薬っぽい雰囲気で、ドクターペッパーの独特なフルーツフレーバーとは一線を画する。シップのあの香りを閉じ込めるために、コーラに2時間ほどシップを浸けこんで缶に注入したような魅惑の風味で、プレーンというか通常の味が左のモノなのだが、右のクリームソーダ味はさらにクソ甘ったるいフレーバーをプラスしたとんでもない飲み物。
 賛否両論というか大概の人は苦手な味のようで、私も初めて先輩から頂いた時は「うげぇっ、ホントにシップ味だ・・・」と敬遠した。『大概の人は苦手』というのはあくまで1回目の場合である。その後再びこの飲み物を口にする機会のある人ならば、「アレ、意外とクセになる」と知らず知らずにおいしいと感じる、まるで煙草のようなモノ(私は禁煙者だが)。安くてうまくてヤミツキな風味なもんで、昼のお供はコレで決まり。



由布島
由布島


 そんなルートビアを飲みながらドライブしていると( ビアとつくが清涼飲料水なので飲酒運転ではない )、のどかな沖縄らしい風景が見えたので寄り道。由布島は西表島に隣接する島で、浅い水域を400mも歩けば渡ることができる島だ。水牛に乗っておじいの三線を聞きながら渡ることのできる観光スポットでもあって、島内には熱帯植物園もある。
 普段本州にいてなかなか熱帯の植物に縁がないならば、おそらく私は植物園で「うへへ」と楽しんでいただろうが、立地がよろしくない。だって立っているここ西表島には熱帯の植物がワイルドな状態で見られるんだもの。
そっち探しに行っちまうよ。いつか由布島に渡れる機会があるんだろうか、ある意味 “ 行きたいけど行けない島 ” でもある。




ピナイサーラの滝
ピナイサーラの滝


 相変わらずの絶景ポイント。当日の朝は小雨がパラついていてレインコートを着ての登山だったが、途中で快晴へと変わった。ただいちいちレインコートを着替えるのも面倒で、そのままの格好で進んでいたのだが、雨上がりの熱帯雨林の湿気といったらなかなかで、なおかつ安物のレインコートの通気の悪さったらない。まるでサウナスーツを着ながらにして、サウナで踏み台昇降するような、地獄のジメジメムンムンだった。滝の上に辿りついた時にはすでに汗だくで、思わずその開放的な風景につられて、レインコート脱ぎ捨てシャツ脱ぎ捨て靴下脱ぎ捨て・・・

 気がつけばパンツ一丁で滝の上に立っていた。これがもう最高 !! 自制心がなければ真っ裸になるところだった。まぁパンツ一丁の時点で自制心もなければ自尊心もないわけで。
 滝の上は風が抜けて非常に心地好くて、下の滝つぼにダイブしたいくらい身も心も開放的だった( ただし落差55mの沖縄県最大落差を誇る滝なので、2つの意味で“だいぶ”危険 )。



MoonlightGecko
Moonlight Gecko サンゴ ver.


 ウミヘビの下見で海岸に来た時、砂浜にカップルが作ったであろう非常におめでたい、ハートと名前がサンゴで書かれたサンドアートがあった。一人で砂浜に立っている悲しさとカップルに対する嫉妬心で、「クソったれー」とそれを石垣島くらいまで蹴散らしてやろうかと心の中で悪魔が囁いていたが、なんとか善良なる天使( コイツも一応パンツは履いてフル○ンではない )がなんとか引き止めてくれた。
 天使と悪魔が囁き合っている途中、「お、コレ良いじゃん」と思いついてパクったのがこの写真。




 一人旅

  こじらせすぎて

   珊瑚文字

                  月光守宮



オリオンビール
オリオンビール


 そして最終日、レンタカーを返却したらビール解禁。ウイスキーは持ってきていて寝る前に飲んでいたけど、オリオンビールは旅の最後と決めていた。大学4年の学生時代最後の沖縄で、禁酒を続けてようやく最終日に飲めたオリオンビールがとてつもなくおいしくて、これまでの過酷な旅の労をねぎらうかのようにすぅーっと浸みわたり、限界まで活動しているからあっという間に酔っぱらう。
 これが気持ちいのなんのって。レンタカー返す時にガソリンは満タンで返すように、私も帰るときにはガソリンを満タンにしなくてはいけないのだ。そしてようやくのオリオンビールを今回は石垣港行きのフェリーを待つフェリーターミナルでチータラをつまみに飲む。
 やっぱり旅終りのオリオンビールは良い!!相変わらず西表島-石垣島間のフェリーの揺れがすごく、時化っていてとんでもないうねりだったけどなぜか爆睡してしまう。これは酒が入っていなくて疲れてもいない行きのフェリーでも同じなのだ。気がついたら原生の島から都会の島に渡っていた。




A&W
ルートビア ジョッキ ver.


 そして石垣島の楽しみはなんといってもA&W。このファーストフード店は日本では沖縄県のみの展開なので、来ないと味わえない。最大の魅力はこのルートビア。なんとジョッキで飲めておかわり自由という。基本的にこの飲み物が好きな人は、病的なハマり方をするのでこのシステムは天国か、はたまた極楽浄土か。
 まだ空港行きのバスの時間がありそうだからもちろんおかわりしてガバガバ飲んでいたのだが、オリオンビールですっかりご機嫌になって気持ちが緩んでいたせいか、次に腕時計を見たらバスの出発時刻を指し示していた。「あちゃ~、やっちまった。まぁ次のバスでもギリギリ飛行機の時間に間に合うからいいか。」とすっかり島時間のままで、乗り過ごしてしまった。
 
 ゆっくりとルートビアを流し込み、次のバスに乗ったら飛行機離陸の20分前くらいに空港に到着。基本的に飛行機は搭乗手続きを済ませて30分前には搭乗ゲートを通過していなくてはいけないのだが、パンパンのザックから釣り竿が飛び出した状態で、顔を赤らめてそんな時間に到着したもんで、スカイマークのカウンターにノコノコ行ったら「あんたアホなの?」的な感じでこっぴどく怒られちった。さすがに「ルートビアおかわりしてたらバス乗り過ごしちゃったんです~」なんて言い訳ができるわけもないので、平謝りしながらダッシュで乗りこませてもらった。まったく社会人になってもガキのままですね、本当こういう大人になっちゃいかんです。


 でも対応してくれたスカイマークありがとう。やっぱり好きだぜスカイマーク。もう次からは早く来ます・・・たぶん。( こういうことを言うヤツは大抵もう1回くらいやっちまう最低ヤローな気も・・・)




 ということでとりあえずは西表島の記事はこれにて終了。あとはちょぼちょぼ関連記事で載せるくらいかな。


1. 圧倒的生命力に溶けてゆく
2. セマルで合わせる “ 島時間 ”
3. WINGS
4. あめあめふれふれ
5. 待ち人 来たる
6. 川底の大鋏
7. ネズミのいなかったその島で
8. 第二の故郷はいつ帰っても暖かい





MoonlightGecko2


 行く度に、また行きたくなる。
 波と一緒で、何度も押し寄せ、引けば引くほど大きくなってまた打ち寄せて。
 そんな素敵な島、西表島。
 人生で1番好きな場所。


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Comments
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キンキンに冷えたジョッキで飲むルートビア、おいしいですよね。
たぶん月光守宮さんはサーシも好きだと思います。
漢字では黒松沙士と書くのですが、これもまたそれ系統の独特の風味と味わいで一度飲んだらやめられません。

あと沖縄の方だとCream Sodaというバヤリースから出ている炭酸ジュースも凄く美味いです。
こちらは独特の風味など主張は激しくないのですが、ものすごく甘ったるくてまったりした炭酸ジュースでこれも病みつきになります。沖縄限定ですね。
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>>ジークさん

サーシは飲んだことないですね。
ネットのクチコミとかみる限りでは、確実に好きな味です。
加塩とかもあるみたいで、非常に冒険心をくすぐられますね。

ますます台湾行きたいですねー。
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