月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 草本類  

冷たい赤

ヒガンバナ
ヒガンバナ Lycoris radiata


 「もう夏か・・・」だなんてついこの間感じていたかと思ったのに、気がつけば彼岸も過ぎてずいぶんと空気が秋めいてきた。野山を彩る草花たちも、盛んに伸び放題・咲き放題の勢いのある夏の顔から、所々に落ち着いた色合いをこっそりと咲かせる静かな秋の顔へと移り変わっている。
 こうなってくると、小雨で少し濡れるだけでもなかなかに肌寒くて、「もう帰りたい」だなんて泣き言を一人つぶやき始める。




ヒガンバナ
ヒガンバナ


 赤色は情熱的で活気のある色なのだけれども、どうしてこの花の赤は落ち着いた、どこか懐かしい、そしてなぜだか冷たく感じられるのだろう。
 小雨に濡れてなお一層、その体温の低さを憂いているかのよう。


 
 秋雨に

  泣いた童は

   赤衣


            月光守宮
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Comments
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うむ・・・
黒と赤、どちらも特別感のある色であり、どちらもセクスィ。

付き合うなら淡色ほっこり系ですが、そんな魅惑の黒に赤・・・
男なら、騙されてみるのも、当然アリですよね・・・(笑)


この時期どの写真ブログでもこぞってこの彼岸花がupされていますが、雨にぬれて夏の終わりの憂いを感じさせるあたり、さすが守宮さん、詩人ですねぇ。
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>> クマGさん

>男なら、騙されてみるのも、当然アリですよね・・・(笑)
もちろんそれも一興ですよ。
むしろ気をつけていても結局だまされてしまうのが、男の悲しい性ですが・・・(笑)

ヒガンバナはこの時期いろいろなブログに出ますね。
詩人とまで褒められるのはありがたい限りです。
やはり写真にしろ文章にしろ、“自分らしさ”を表現できるようにしたいですね。
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