月明かりにヤモリ

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Category: 草本類  

筑波に行くわけ

ハルユキノシタ
ハルユキノシタ Saxifraga nipponica


 同属のユキノシタS. stolonifera は比較的低地に咲き、目にする機会も多い。和名にしても見た目にしても覚えやすく、去年私が見た記憶も鮮明に残っている。そんな花に似た植物を見つけた、名をハルユキノシタという。
 山の奥から涼しい風が吹き抜けてくる、そこは苔むした冷涼な沢の入り口。そのびっしりと苔を纏った岩肌に、小さな妖精たちがこちらに顔を向けてゆらゆらと揺れていた。この花は山地の湿った沢の周辺に咲いていて、ユキノシタよりも山の奥に入らなければ見ることが叶わない。そんな私の知らない素敵な花というのは、日本にはまだまだたくさんあるのだ。


 話は飛ぶが、実はこれから筑波へ向かう。両爬屋の私が筑波だ。当然『ツクバハコネサンショウウオOnychodactylus tsukubaensis を探しに行くんだろう』とか、『ヒキガエルBufo 好きとしては筑波のガマは外せないだろう』とかそういう発想になるはずなのだが、実はそうではない。今回は国立科学博物館 筑波実験植物園で【日本固有の植物展】が催されているのでそれを観に行くのだ。今度の日曜日で終わりなのでギリギリ滑り込みセーフといったところだろう。
 先に紹介したハルユキノシタも日本固有の植物で、学名にnipponica とつく日本だけにしか咲かない花である。まだ見ぬ、むしろまだ知らぬ貴重な日本の草花を学ぶ良い機会なので、じっくりと堪能してこようと思う。両爬屋諸兄には呆れられるかもしれないが、両爬屋である前に生き物屋なのだと自分に言い聞かせ、その大分類を言い訳にぬくぬくと植物に想いを馳せることにしよう。
 というか本心で言えば“カンアオイ手ぬぐいが欲しい”ただそれだけ。すごく素敵なんですよ、あの手ぬぐい。アレは本当に好きな人が、好きで好きでたまらなくって作った感じが強くて、その熱意みたいなものが生き物屋の心を打つのだと思う。とにかく手ぬぐいは買う、他のグッズも向こうに行ったら買ってしまうだろう、本とかも買い漁りたい。

 もちろん世界の植物も見たいね。最近で言うとTBSの生き物のTV番組は選んでいる分類群がなかなか惹かれるモノがあって、この前やってた食虫植物のやつとかすごいドキドキした。ウツボカズラNepenthes が魅力的すぎるわけで、ミーハーな私は『ネペンテス、やべぇ』となっちまっているわけだ。ボルネオの高山で巨大なウツボカズラを見つけるとか羨ましすぎるし、映像観ているだけでワクワクが止まらなくなってしまう。やはりどうぶつ奇想天外といい、民放だったらやはりTBSが生き物は面白いな。



 ということで、どっぷりと植物の英知に飲み込まれてくるとしよう。


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