月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 草本類  

高い空へ向かって口を開け

ウバユリ
ウバユリ Cardiocrinum cordatum


 この時期は緑も少なく、枯れ果てて萎れた茶色の林縁に、点々と口を開いて立つ植物がある。これはウバユリの果穂で、中の種は風に吹かれて飛んでいく。この飛ぶ種は“カラスノオカネ”と称されていて、先人の方々のセンスの良さには改めて感服する。
 やはり植物に目が行くようになると、今までなんともつまらなかった寒空の下のフィールドも、途端に楽しい発見が相次ぎ押し寄せてくる。こういった知的好奇心を満たす発見があるからフィールドは飽きないし、多角的・多面的に自然を眺めることで無限とも思える面白さをすくい上げることができる。
 以前の記事でヤマユリLilium auratum の蕾がゼルダの伝説に出てくる『デクババ』っぽいと書いたが、コイツもなんかデクババっぽい、というかヤマユリよりデクババっぽい。ユリ科ってのはデクババが多いなぁ。


 カラスノオカネは私にとって、お金以上に価値のあるモノのようだ。この奇怪な姿の植物、実は夏に花が咲いている間も、妖しく、そして魅了するようにひっそりと薄暗い森に生える。
 次回はその美しくも怪しげな花期のウバユリをご覧いただきましょう。

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