月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 蟲類  

牛魔王になりたかった

ウシカメムシ
ウシカメムシ Alcimocoris japonensis


 『実物を見てみたらイメージと違っていた』なんてのは生き物では結構あって、案外それが嬉しい誤算だったりする。特に感じたのがオキナワイシカワガエル Odorrana ishikawae 。コケに擬態したような体表からしてシュレーゲルアオガエル Rhacophorus schlegeliiくらいの大きさだと勝手に思い込んでいたが、実際はモリアオガエル R. arboreus やナミエガエル Limnonectes namiyei くらいの体躯でずいぶんと存在感がある。


 今回の話はその逆。両肩に猛々しい角を生やすこのウシカメムシ。見た目からしていかつくて、同じように角を持ったオオツノカメムシ Acanthosoma giganteum やらツノアオカメムシ Pentatoma japonica ほどのサイズを想定していた。しかし実際は1cmに満たないくらいの小さいカメムシで、前述したカメムシらと比べるとむしろツノゼミの類いに似ている気がする。もうちょっと大きかったら“牛魔王”とか呼ばれて持て囃されただろうに、このサイズでは“仔牛ちゃん”くらいなもんだろう。それでもフォルムが素敵すぎるのでお気に入りのカメムシで、カメムシ類だと角があるやつが好きみたい。カメムシは成虫越冬をする種類も多いので、こう寒くなってきて虫の出がよくなくても出会える数少ない秋冬の虫なのだ。



なんかこんな感じの牛の角の置物あるよね。
牛の角って文字を見ると肉を食いたくなるのはなぜだろう(笑)

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Comments
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ウシカメムシって、実物はおっとりしていて癒し系のカメムシだと思いませんか?
可愛くて好きデス。

しかしながら、こうして拡大してみると意外に凝った柄をしていたり。
あなどれないヤツ。
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>> クマGさん

たしかにゆっくりとした動きでまさに“牛歩”の如しです(笑)
昆虫のデザインってかなり奥深いですよね。
ディティールへのこだわりというか、よくできてます。
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