月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 草本類  

Thistle on the peak

フジアザミ
フジアザミ Cirsium purpuratum


前回のフジアザミはまだ蕾の段階にあったが、
サガミジョウロウホトトギスTricyrtis ishiiana を探しに行った9月上旬ともなれば、
こんなにも立派な姿で私を待ち受けていた。
私の短足を考慮したとしても、成人の腰くらいの高さはあろうかという株がいくつもあって、
大きいものでは拳大の花を付けていて、この時の写真なんて“幼稚園児の記念撮影”くらいの感覚。
『しばらく見ない間にずいぶんと大きくなったなぁ』と親戚のオジサンになったようで感慨深い。


見晴らしの良い稜線上にドカッと咲いていて、バックにはこれから越えて行く山々が連なっている。
こんな条件の悪そうな土に根を張り、横を通る登山客を楽しませてくれるなんて山小屋精神だな。
この花は丹沢の稜線で多く見られる植物で、この場所の少し手前の三ノ塔山頂では、
数多くの花が出迎えてくれるので山頂に到達した喜びとともに出会いの嬉しさが募る。
小休憩で少し腰を下ろしてお茶でも飲みながら、
フジアザミと並んで先々の山を眺めるとだいぶパワーを分けてもらえる。


のんびり花を眺めているとマルハナバチ類のバンブルビーが訪れて蜜を吸っているのが目についた。
バンブルビーたちはその紅紫色に惹かれフカフカの花に頭を突っ込んで、次から次へと渡っていく。
アザミの仲間は花がもっとピンク色に近いのだが、本種は紫がかった色をしている。
種小名のpurpuratum はそういった特徴からつけられたものだが、
やはりどうしても色よりその大きさに目がいってしまう。



それにしても植物は広角が楽しいな。


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Comments
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堂々たる姿!
フジアザミ、日本で最も大きな花を咲かせるアザミにピッタリの名前ですね。

葉のつき方と言うか、全体のシルエットもなんとも素敵。
やはりこう言った環境に適応した結果なのでしょうね。
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>> クマGさん

かっこいいですよねフジアザミ。
アザミの仲間で1番好きです。
他のアザミがひょろっと生えているのに対して、
フジアザミはまず地表一面に葉を広げてどっしり生えてますよね。
本種が生えるとこは吹きっ曝しなガレ場だったりするので、しっかり根を張っていないと風がすごいんでしょうね。
おそらくそうした環境からこんな凄まじいカタチになったのかと。

なんか力強い生き物ですね。
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