月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 草本類  

水草の森を泳ぐ

オオフサモ
オオフサモ Myriophyllum aquaticum

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まるで魚ではないか。
手足はヒレへと、体毛はウロコへと、呼吸は肺からエラへと変わり果てて、
私は今、水草の森を深く深く潜って散歩している。


見渡す限りの木々たちは太陽の光を目一杯に吸い込んで、
自らも輝きを放つようにして水玉を乱反射させている。
こんなしずくがあるのならば、息継ぎなんかしなくたってずっと潜っていられるよ。


あと3分で良いから魚でいさせて。
もうちょっと奥まで散策してみたいんだ。
次に魚になれるのがいつかわからないから、もっと泳いでもっと潜りたい。
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カエル探しで田んぼを歩いていたら用水路の脇にオオフサモの群生が。
水上から出た部分が草原を形成して、湿地っぽさを演出している。
葉には水滴が付いていて、日光の乱反射でキラキラ光っていて素敵だったので、
わーいと写真を夢中になって撮っていた、まるで魚になったように。
帰宅してから調べたらオオフサモという種類だとわかったのだが、
コレが結構厄介な外来種みたいで、日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されているそうな。
ミシシッピアカミミガメTrachemys scripta elegans もそうだけど、
“美しく人間に好まれる”というのも生き物の繁栄方法の1つだと思うけどなぁ。
やはり『ガイライシュ』ってイメージで悪い印象が拭い去れない。
アカミミなんてそういうのが根強く付きまとってこれまで見てきているために、
本来の生息地であるミシシッピ川で野生個体に出会ったとき、
果たして素直に美しいカメだと感じることができるだろうか。
アカミミは私にとっては好きなカメで美しいと感じているが、
残念ながらおそらく現地で発見しても、もう色眼鏡なしで見ることはできなそうである。


オオフサモでも思ったが、前情報なしに純粋に生き物が見られたら面白い生き物も多いだろう。
そういう意味では無知なまま対面したいと思う反面、
ヤモリみたく事前に勉強して見たほうが面白い種類がいるのも確かだ。



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