月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 両生類  

そこどけ、そこどけ

シュレーゲルアオガエル
シュレーゲルアオガエル Rhacophorus schlegelii


予告通りまたまた懲りずにアオガエル。
梅雨入りしたものの、待てども待てどもそれっぽい天気にならなかった日が続いていたが、
ようやく最近はシトシトと湿っぽくなってきて絶好のカエル日和。
その湿気に誘われるようにして夜な夜な近くの里山へカエル探し。


この日のカエルの状況は鳴き声からして、

【40%】 ニホンアマガエルHyla japonica
【30%】 シュレーゲルアオガエル
【20%】 ウシガエルRana catesbeiana
【10%】 トウキョウダルマガエルRa. porosa porosa

といった感じだった。
まぁ大半がアマとシュレで、池の方から「ブォ~ン」とウシが鳴いていて、
田んぼの外れで早出出勤でやる気満々のダルマがわずかに「ぐげげ、ぐげげ」と笑っている。


一気に鳴き止んで静まり返った後、最初にアマが鳴けば田んぼは「ゲェゲェゲェ」で包まれ、
最初にシュレが鳴いたら「コロロ、コロロ」と田んぼ中に広がる。
『アマだらけの田んぼ』になるか、『シュレだらけの田んぼ』になるかの2択なのだ。
だからピタッと鳴き止んだ時に次はどちらが鳴き始めるかを予想するのが面白くて、
無駄にガサゴソ歩いてみたりもしたが、結構これが当たらない。
これも物欲センサーがあるのか、『シュレ鳴け!!』と思えばアマが鳴くし、その逆も然り。
たまに空気を読まないでイレギュラーに「ぐげげ、ぐげげ」とダルマが嘲笑う。


小心者の男たちの集まりなもんで、誰かが勇気を出して鳴いてくれないと自分も続けないみたい。
人間にもそういうタイプいるよね~。
あぁ情けない男どもよ、それじゃああぶれちまうぜ。
憐れみの気持ちを抱きながら田んぼを散策していると、少し変なシュレの鳴き声を耳にした。
なにやらこもったような鳴き声で、全然響いていない音が3m先くらいから聞こえてくる。
そろりと近づいてみると2匹のオスが潰しあいながら醜く鳴き争っていた。
おそらく先程聞いたのはリリースコールだったのだろう。
オスだとわかった瞬間、互いに相手の上に乗り上げながら「コロロ、コロロ」と鳴き、
下になったらうまくすり抜け再び潰しにかかる。
私が見始めて12回戦くらいしたところで、写真右の個体が逃げ出して決着がついた。
可愛い声で鳴いているから、さぞ可愛らしい性格をしているのかと思いきや、
どーしようもない醜さだったな、本当に醜い争いだった。
なんかカエルって四肢の駆動域がなんとも人間臭くて、
それでいて動きがコミカルだから余計に滑稽に見えてしまうし、擬人化して見てしまう。



でもまぁこのくらい激しく愛を囁かなくては、生涯のパートナーは見つけられないのかもしれない。
私ももっと一生懸命になって鳴囊を膨らませないといけないなぁ。
そこら辺アカンからなぁ、どういうわけか来年“ベトナム嫁探しの旅”とか行きそうだし。
私としてはフィールディングでもなく観光の予定なのだが、
謎の思惑で良からぬ方向に行くかもしれん(笑)



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