月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 蟲類  

床屋のグルグルは“サインポール”というらしい

オオクシヒゲコメツキ
オオクシヒゲコメツキ Tetrigus lewisi


会社から帰宅し、自宅マンションのエレベーターを上がる。
すると自分の部屋へ通ずる廊下の手すりに、
私の大好きなフォルムがくっついているのが目に入った。
以前沖縄本島を旅していて辺戸岬を回ったあと、
レンタカーに戻ったらなぜか紛れ込んでいたオオナガコメツキ Elater sieboldi と、
同じくらいの結構大きなコメツキだった。
よっしゃと早速捕まえ、自宅でパッチンパッチンするのを押さえながらルーペ観察。
すると捕獲時には収納されていて気がつかなかったが、触角がなにやら異形だった。
折りたたまれた触角が繰り出されると櫛の形を呈しており、まるでヤママユガの類いのそれのよう。


大きいだけでも興奮モノだというのに、なんだこの素敵触角は!!
普通コメツキって言ったらこんなのとかこんなのがポピュラーな感じだけども、
なんとも目立つ特徴を持っているコメツキだこと。
ただ本種だけがこの特殊な触角を持つコメツキというわけではなく、
ヒゲコメツキ Pectocera fortunei の触角は最たるもので、
邪魔だろってくらいデカイ、そしてカッコイイ!!
さらにこのヒゲコメツキは肉食で顎が鋭くなっているからその点でも特異。
これら櫛状の触角を持つコメツキはオスのみがその特異な形を呈していて、
メスは普通のコメツキと同じような触角なのである。
ところでこれの機能的な意義って何なんだろう?
オス同士が大きさを競うのか、メスのフェロモンを感じ取るものなのか・・・?
まったく昆虫のオスというのはカッコイイやつらが多すぎて困るぜ。


話は戻ってオオクシヒゲコメツキだけども、他のコメツキに比べて眼が大きい。
なんだかタマムシチックで可愛くもある。
ウバタマムシ Chalcophora japonica にこの櫛状の触角つけたらそれっぽくなる気がする。


『素敵!素敵!!』と写真撮ってたら、ポロっと落ちるんだよなコイツら。
3回目くらいに完全に見失って、「さよなら」も言えずにお別れとなってしまった。
あぁ、無常。

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