月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

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山あり谷あり、ここ山梨

渓谷
渓谷


連休が取れたので2泊3日で山梨に行ってきた。
大概、遠出したときはそこで見られた目玉の生き物を“ドドン”と載せるのだが、
今回の目標としていた生き物は見られず惨敗だったので風景写真でお茶を濁してみる;;
いや、素敵な生き物たちに出会ったんだよ、もちろん。
でもねでもね、見つからなかったんだよハコネサンショウウオ Onychodactylus japonicus の成体。


渓谷に流れ出る小さな沢で探してみたものの、幼生だけしか出てこなかった。
最初見つけたときは「これはいるぞ!!」と鼻息荒くして探していたけど、
時間が経つにつれて呼吸は整ってきてしまった。


この渓谷は登山道が設けられていており、
写真だとロゴの下の“o”から“M”にかけて鎖が写っているのが分かると思う。
こういうルートを渓谷の絶景を眺めながらハイキングすることができるため、
平日だというのに多くのハイカーが訪れていた。
それもあってあまりガサゴソとできるわけでもなく、ちょろっと探す程度だった。
だから最終日は早朝1番乗りで探したが、結局ダメダメだった。
凍える思いで道の駅で車中泊したのにあんまりだ。



そしてサークル時代に何人かが覚醒したという“トランス状態”に私も入ってしまった。
それは生き物を探すから山を登るのが楽しかったはずが、
いつしか目的は生き物を探すことではなくなり、
異常なほど登山に夢中になって上へ上へと登りたい衝動に駆られるというもの。
理由なんてないんだ、ただ道があって進むことができるのだから人は歩みを進めるのだ。

当初はサンショウウオを探す屈強なハンターだった男が、
気がつけば「山頂で飲むお茶が一番うまい。」とか言うハイカーになっていやがった。



夜は夜で車を走らせたものの、ジムグリ Euprepiophis conspicillatus の死体くらい。
挙句の果てにはカーナビに道が表示されてるからそれなりの道だと思ったら、
とんでもないデコボコの砂利道でレンタカーの腹がヤバかった。
それも下山するルートだったのだがふもと付近でようやくこの悪路を乗り切れると思った時、
目の前に重く閉ざされたゲートがハイビームのライトに照らされた瞬間は泣きたくなった。
切り返す場所もないし、そもそも切り返してさっきまでの悪路を今度は登って、
さらにそこから別ルートで帰るとか時間的にも体力的にもレンタカー的にも不可能だった。
うわっ、マジで終わったと泣きたくなるほど絶望した。
てかたぶん涙出てた。

ダメ元でゲートをこじ開けるしかないと近寄ったら、「動物防除用ゲート」だったらしく、
施錠されておらず車が通る際に手動で開け閉めすれば良いらしい。
これが工事中とか通行禁止とかそんなゲートだったら最悪だったが、
なんとか下山することができてホッとした。
本当にダメかと思った。


そんな山あり谷ありの一人旅だったが、良い経験になった。
カーナビに表示されるルートはある程度縮小して消えるようならそれは罠だ。
過信して突っ切ってはいけない、特に山道は。
これは警告だ、以後気をつけよう。
そしてまた渓谷を訪れて今度こそハコネの成体を。




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Comments
Edit
ゲート開いてよかったですね!!!
私も一昨年の石垣島でもうすこしでってとこで
道路がなくなっていました
新設された道と段になってそこで終わり・・・
ってことありました
ナビの道路ってけっこうヤバいのありますよね・・・
まっそこに向かったから経験できたことなのですが
ほんとゲート見えた時の気持ち
解ります(笑)
Edit
>> takaさん


ナビの道はホント厄介なのありますよね。
そしてtakaさんもそのような体験をされていましたか。
絶望の極みですよね、ゲートは。

やはりヤバイと思ったら引き返すのが1番ですね。
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