月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 爬虫類  

House or Forest ?

ヒラオヤモリ
ヒラオヤモリ Cosymbotus platyurus



ということで前回のつづき。
市街地などで人工物についていたのを目にする機会が多く、
そういったときの体色というのは単色の淡色。
爬虫類ショップなんかでキープされているときもそんな体色で、
前回載せた個体のように「The ハウスゲッコー」といった印象を与えられる。

このヒラオヤモリ=ハウスゲッコーという先入観がよろしくなかった。



遺跡巡りをしていた時、少しの自由時間に恵まれた。
多少観光地化されているものの遺跡ということで、
市街地に比べてそれなりに自然度が高い。
ちょっと怪しい屋台で謎の物体を食べ歩くのも良いが、
せっかくなのでちょこっと生き物探し。
ヤモリ類はこのくらいの自然度のとこで探すのが楽しい。
森の中にある廃墟とかもってこいなので、ヤモリ狙いで探索を。


石垣島や西表島などで昼間にミナミヤモリGekko hokouensis を探す要領で、
樹皮の隙間や枝の付け根など舐め回すようにいくつもの木々を見て回る。
ヤモリは夜のイメージが強いが昼間のフィールディングでも見つけることができ、
個体によっては隙間に潜むだけでなく、日光浴のように陽の光を浴びてゆったりとしていたりもする。
やはりヤモリとて爬虫類なので多少なりとも紫外線が必要であったりするのではないだろうか。


そんなこんなで点々と樹皮を眺めていくと、1個体のヤモリを見つけた。
それが今回の写真の個体なのだが、初見では背面の模様といい平らな尾といい、
何より市街地でない場所での発見ということで、
ヒラオヤモリと同属で森林性であるC. craspedotus なのではないかと思った。
英名では前者が「Frilly house gecko」なのに対して、
後者は「Frilly forest gecko」なのでこれはキタと興奮した。

しかしC. craspedotus とはダフダフ感が全然違う。
もっと尾はフラットで幅広く、指の間の水かきはビロビロ。
本来SサイズなのにLLサイズのTシャツ着ているみたいなヤモリなのだが、
この個体にそのような特徴は見られず、せいぜいMサイズくらいの感じ。


そして間もなく、市街地のネオンに集まっていたヒラオヤモリと同じであることに気がついた。
あまりヒラオヤモリの濃い体色時を見たことがなかったので、完全に騙されてしまった。
ヒラオヤモリはどちらかというとオガサワラヤモリLepidodactylus lugubris 的。
C. craspedotus はどちらかというとトビヤモリPtychozoon 的だという印象。


でもこうやって見るとやはりヒラオヤモリって良いヤモリだなぁ。
背面の模様はホオグロヤモリHemidactylus frenatus の濃い体色時に現れるストライプ模様があり、
そこにバンド模様までプラスさせられるなんてなかなかに美しいではないか。
正直だいぶ見直した。
こいつは素敵ヤモリではないか。
そして余計にC. craspedotus を猛烈に見たい!!



ということでヤモリ類はヒラオ尽くし。
もうちょっといろいろ見たかったなぁ・・・





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