月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 爬虫類  

遺跡のカロテス

シロクチカロテス
シロクチカロテス Calotes mystaceus


再びタイの写真を。
遺跡巡りをしている際、近くの樹にキノボリトカゲのようなアガマが。
しかし予期せぬ出会いであったため、いつもの如く逃げられた・・・
なので近づく前のこの証拠写真しか残らなかった。


東南アジアのアガマでポピュラーなのはカロテス(Calotes )属なので、
そこら辺を図鑑で調べてみる。



・・・いない。
絵合わせ同定で別属もさがしてみるものの、これといって当てはまる種がいなかった。
体側に入る白いラインが特徴だと思うのだが、当時はアガマ科の一種とまでしか。


帰国後、調べてみるとシロクチカロテスだということがわかった。
そして実はこの本種、図鑑に載っていたのだ。
なぜ同定できなかったかというと、絵合わせ同定に用いた資料が繁殖期のものであったため。
カロテスの仲間には色彩が鮮やかな種が多く、本種もその内の1種であった。
通常は写真のように灰色から茶褐色の地色に、上唇から胴中央部にかけて白いラインが入る。

しかし繁殖期には体の前半部がターコイズブルーに変化し、
体側に3~5つの暗色斑が出現する。
また体の後半部は赤褐色から茶褐色へと変わり、なんとも奇抜なデザインになる。
当然図鑑などに用いられるのはこういった個体であり、
非繁殖期の地味な体色というのは載っていないことが多い。


写真の個体も徐々に色変わりしている途中のようで、
喉は青く、体後半部が赤味を帯びてきている。
繁殖期真っ只中ではとんでもない体色なので、
学名で画像検索をかければすぐに出ると思うのでぜひ見てほしい。


まさかこんなとんでもないカロテスを見ているとは思ってもみなかった。
次はぜひ繁殖期のときに本種に出会いたいものだ。




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