月明かりにヤモリ

Moonlight Gecko

Category: 両生類  

千の倉より子は宝

ヒダサンショウウオ 卵
ヒダサンショウウオ Hynobius kimurae の卵嚢


前回ヒダサンショウウオの成体を載せたので卵嚢も。
成体の地色の妖艶さも去ることながら、
こちらの卵嚢も艶美で奇妙な美しさを纏っている。

小型サンショウウオ類は産卵の際、2つの輸卵管いう器官から卵嚢が排出されるため、
1個体のメスにつき1対(2つ)の卵嚢を産む。
それが怪しげな果実のように岩肌に実り、
【悪魔の実】とでも比喩したくなるようなオーラを放つ。



紙面や画面の上からしか見たことがなかったこの輝き。
自分の眼で見る重要性を再確認した。


なぜなら苦労を乗り越えたり憧れであったりと、
様々な感動のフィルターを介して目の前にあるソレを見るため、
普段体験し得ない【視覚以外で感じ取る要素】を含んでいるのだ。



またヒダサンショウウオの卵嚢は止水性のサンショウウオに比べ、
卵数が少なく卵一つ一つが大きい。
それは渓流という環境では餌資源が乏しく、
流れがあるため幼生のサイズが小さいと流されてしまうからである。
いわゆるK戦略である。


そんな希望の詰まった宝物。
出会えた感動も一緒に込めさせてもらおう。




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