月明かりにヤモリ

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Category: 両生類  

白の所以

ヒダサンショウウオ 色彩変異
ヒダサンショウウオ Hynobius kimurae 色彩変異個体?


先日、ついに今季初のハーピングへ。
その日はとんでもない幸運の連続で、様々な生き物に出会うことができた。
ただ、その詳細についてはまだあまり深く言及できないので、今回はその一部を。
後日細かい内容が書ければなぁと。


まぁそんなことより見てくださいよ、上の写真。
ヒダサンショウウオを探していたら、とんでもない個体を見つけてしまった。
一般的な本種の体色というのは以前の記事に載せたように、
青紫色の地色に黄土色の斑紋を呈するが、
この個体はわずかに淡く紫色が残るものの、全体的に白色で斑紋も消失している。
頭部は丸みを帯びている・肋条が13本・生息環境、などの点から、
ヒダサンショウウオで間違いないと思うのだが、
あまりに変わり果てた風貌であるが故に、
初見では違う生き物を見つけたのかとさえ感じさせられた。
特にマーブルサラマンダーAmbystoma opacum やら、
ソナンサンショウウオHynobius sonani なんかの外産有尾類かと。


ネット等でこのような色彩変異があるかを調べてみても、
せいぜい出るのは斑紋の変異くらいで、ここまでの色彩変異は見たことがない。


調べているうちに「この個体は脱皮途中なのかもしれない」という疑問が湧いてきた。
あまりサンショウウオ類に関する脱皮の情報が少なく、
私自身が知識に乏しいため、その時は「色彩変異だ!色彩変異!!」とわめいていたが、
よく見ると斑紋が薄皮の下に埋もれているようにも見受けられる。
また、【脱皮途中 = 眼球がくすむ】と考えていたが、
それはヘビ類のイメージが結びついていて、両生類ではどうなのかわからない。


自分の中で両生類の脱皮というのは薄皮が剥がれる程度であって、
脱皮途中ではそこまで体色に変化があるようには思っていなかった。
また実際にいくつかサンショウウオの脱皮の写真を見てみても、
そこまで体色が変化しているようには見えないのである。


ということで現在この個体がどういった状態なのかがわからないという・・・
どなたかこの件に関して知識をお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか?
何か些細なことでも良いので、ご連絡いただけると嬉しいです。




とにもかくにも、あまり見慣れない状態のサンショウウオと出会ったことは大いに喜ばしい。

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Comments
Edit
あらためてじっくり見てみたんだけど…
背中のほうに斑紋あるように見える。
白の模様も、ブチ柄に色が抜けてるというより、
傷のあと? みたいな雰囲気のようにも。

ずいぶんなお年寄りで、蓄積されてきた傷、
ということはないかなぁ。
なんか夢を壊すような意見になっちゃうけど。
なんか見覚えある雰囲気、と思ったら、イルカの皮膚。
硬そうなイルカの皮膚と、柔らかいサンショウウオの皮膚に、
同じような傷跡が残るか微妙なところだけど、
とりあえず、似てる気がする。
Edit
>>花々まつりか。さん

どうなんでしょうね。
結局未だに解決してませんが、自分の中では色彩変異な気がしています。

イルカの傷にはたしかに似ているように見えますが、傷等の場合は蓄積する前に脱皮してしまうように思われるので、考えづらい気がします・・・
また脱皮だとサンショウウオの場合、すぐ終わる・かつ薄い脱皮ということで、このようにはならないのではないかと思います。
なので色彩変異かもしくは皮膚病的なものかなというところですかね。
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